AVIATION / CAR COAT
AVIATION VS CAR COAT
オルゲイユのレザージャケットを代表するアビエーションコートとカーコート。
同じホースハイドで丈感も似ている両モデル。
秋から春先まで着られるカーコート。
真冬特化型のアビエーションコート。
今回はそんな両者を比較したいと思います。
レザーは両モデルともホースハイドですが、
鞣しの工程やフィニッシュに違いがあります。
1枚目がアビエーションコート。
2枚目がカーコート。
アビエーションコートのホースハイドは厚さ約1.6㎜
北欧産の馬革をタンニンで鞣し、薬品などを使用せずに仕上げています。
レザー特有のシボ感やキズはあえて隠さず、
素材のありのままの表情を楽しめるようにしています。
一方のカーコートはタンニンとクロームのコンビ鞣し。
耐久性に優れつつもタンニン鞣しのような表情を楽しめるレザーです。
ブラウンの下地をブラックで染めている為、
経年変化でヴィンテージのような風合いに変化します。
顔料と熱を加えた仕上げで、艶感のある表情となっています。
モデルが違うので単純に比較とはいきませんが…。
そしてカーコートのキャメルは廃版ですが…。
どちらとも参考にしたヴィンテージよりも洗練されたシルエットとなっています。
アビエーションコートもカーコートもヴィンテージは
オーバーコートとして着用する為オーバーサイズですが、
それを一枚で着られるような細みのサイズ感に見直しています。
特にアビエーションコートはタイトで綺麗なシルエットにしています。
中綿にシンサレートをふんだんに詰め込んでいる為、防寒性も抜群。
厚手のレザーにシンサレート。まさに鬼に金棒といった組み合わせです。
一方でカーコートは綺麗なシルエットではありますが、
アビエーションほどタイトではなく、
インナーに薄手のダウンやキルティングジャケットを羽織ることもできます。
中綿が入っていない分、季節も長く着られるのがメリットです。
1枚目:アビエーションコート
2枚目:カーコート
経年変化サンプルです。
アビエーションコートは革の芯もブラックの為、
所謂茶芯のような経年変化ではありません。
革が非常に厚い為、皺の入り方はダイナミックとなります。
全体に落ち着いた玄人向けの経年変化です。
カーコートは下地をブラウンに染めたレザーの為、
経年変化で表面のブラックがひび割れ、下地のブラウンが顔を覗かせます。
カーコートのレザーも1.3㎜と厚手の為、皺もダイナミックに入ります。
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Recommendation
OR-4010
Aviation Coat
(1月末頃入荷予定)

OR-4035
Car Coat
