ABOUT THE SHIRT

【Fabric-生地】

シャツを選ぶ中でやはり一番重要なのが生地感ではないでしょうか。

オルゲイユのシャツの特徴は何といってもそのオールドな雰囲気。

生地を織り上げる前の糸の段階から、

古着のような雰囲気になるように丁寧に選んでいます。

生地にネップ感を出すために複数の糸を撚り合わせて一つの糸を作ったり、

普通のストライプよりも色味に奥行きを出すためにインディゴ糸を使用したり。

様々な工夫を施し、少しでも1900年代前半の生地の雰囲気を

出せるようにしています。

生地を織る織機も作る生地のイメージによって変えており、

よりヴィンテージに近い雰囲気に近づけています。

【Sewing-縫製】

オルゲイユのシャツはなによりも縫製にこだわりを持っています。

作るシャツのデザインにより異なりますが、

最も細かい縫製をしているもので縫い幅が約3ミリ。

縫い代を互い違いに噛みあわせながら縫製していく、

“巻き縫い”において縫い幅を3ミリに設定することは

非常に高い技術を要するもので、それをできる工場も限られます。

特に袖の接合部などの曲線を有する部分を細巻き（細い幅での巻き縫い）で

仕上げるには、腕の良い職人さんと専用の設備を必要とします。

巻き縫い以外でもオルゲイユのシャツでは多くの部分

（胸ポケットや変形カフス、裾のアーチなどなど）で曲線を用いる為、

縫製が通常よりも困難となっています。

オルゲイユの求める水準に応えられるだけの工場で生産が行われています。

【Design ＆ Pattern-デザインとパターン】

もちろんデザインとパターン（型紙）にもこだわっています。

生地や襟型の選択、カフスやポケットの形状、

細部の縫製仕様など、デザインはアイテムによって異なります。

ドレスシャツならば繊細に、ワークシャツであれば

より堅牢さと無骨さを持ち合わせた雰囲気になるように、

縫製仕様やポケットの有無、シルエットなどを細かく変更しています。

またパターンもシャツの雰囲気やテーマによって異なります。

パターンとは生地を裁断する際に用いられる型紙のこと。

生地にパターンを合わせ、それに沿って裁断をしていきます。

パターンの作成はアイテムのシルエットや着た時の立体感、

また着心地に直結する重要な工程。

パターンの良し悪しによってアイテムの仕上がりに

大きな変化が出る為、デザインに合ったパターンを作成すること、

そしてデザイナーとパタンナー（パターンを制作する人）が意思疎通し、

同じ目標を共有することが大事となってきます。

オルゲイユではデザイナーとパタンナーが細かく

打ち合わせを重ね、デザインとパターンをうまく噛み合わせて

アイテムを作り上げています。

【Button-ボタン】

シャツに使用されるボタンの種類も豊富です。

オルゲイユでは大きく分けるとシェル、

金属そしてベークライトのボタンをシャツに使用しています。

ベークライトボタンはオルゲイユが独自に復刻した

オリジナルのみとなりますが、シェルと金属ボタンは

オリジナルも含め多くの種類を有します。

天然のシェルボタンはドレスシャツなど高級な

シャツに使われることの多い素材。

無骨さを演出する金属ボタンはワークシャツや

クラシックな生地感のシャツと相性がいいです。

見た目にインパクトのあるベークライトボタンは

ヴィンテージのボタンをオルゲイユ用に復刻したもの。

一つ一つに質の高いものを選び、シャツの雰囲気に

マッチする存在感はあるけれども、

主張しすぎないものを使用しています。

オルゲイユのシャツへのこだわりはいかがでしたでしょうか。

日々、お客様に喜んでいただけるようにすべての

工程に手を抜かずにアイテムを作り上げています。

「細かいところまでこだわり過ぎだよ」と

言われることもありますが、その一つ一つのこだわりが

アイテムに存在感を与えていると信じてモノづくりに励んでいます。

オルゲイユがこだわりを詰めて作り上げたシャツを

是非お楽しみいただけたらと思います。

シャツのラインナップは以下のURL先でご覧いただけます。

■Shirt-シャツ

https://www.orgueil.jp/all//shirt.html