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STETSON AND ORGUEIL HAT ステットソンコラボハット

STETSON AND ORGUEIL HAT ステットソンコラボハット

少し前のジャーナルで、秋冬アイテムの企画が進行している話をお伝えしていましたが

その企画の中身は何と、アメリカの老舗帽子ブランド「STETSON ステットソン」とのコラボ企画。

1865年創業の150年以上の歴史を持つ、世界的な著名人が愛用する帽子メーカーです。

↑以前の企画段階でお伝えした型入れ前の帽体の写真

Hat Planning ハットの企画

https://www.orgueil.jp/all//blog/post/hat-planning/

 

キメ細やかで手触りがよく、軽さと保温性も兼ね備えた

ラビットファーフェルトの帽体を使って今回のモデルを作ってもらいました。

何度も打ち合わせを行い制作したサンプル。

ラビットファーの上品な雰囲気、

リボンの下に細いゴムでボタンが付いたクラシカルなウィンドキャッチャー仕様もいい感じです。

ウィンドキャッチャーは

風でハットが飛ばされないように、ジャケットやシャツのフラワーホールに

ボタンを通して使われたそうです。

 

オルゲイユの刻印が入ったボタンがワンポイントとなってデザインを引き締めています。

裏地にはステットソンのロゴがプリント。

日焼けで変色したかのような光沢感のあるベージュのサテン生地を使用。

クラシカルで上品に仕上がりました。

レザーすべりにもステットソンの刻印。

高級感のあるキメの細かなブラウンの本革を使用。

 

右サイドにはオルゲイユのロゴ刻印。

細かなロゴを非常に丁寧に箔押しされています。

クラウンの下端に巻いている装飾用の帯リボン。

デットストックの35mm巾コットンレーヨンのグログランテープを使用。

ステットソンの代表的な型の一つである

1869年にカーボーイ向けハットとして発売を開始したステットソンのオープンクラウン。

(オープンクラウンとは、クラウン部分に型を付けていない. 素のままの状態のモノ。)

通常のボーラー型からクラウンを高くしたモノをベースに

フロントピンチをつまみ、クラウンを手で形成する型。

好きな形を自由につくれるという特徴を持っている反面、

自分で形を形成する必要があり、レベルの高い綺麗な形を作りたくても、

なかなか出来ないという話しをよく聞きます。

そこで、このコラボ企画では

あえて、オープンクラウンをベースに

金型と蒸気を使い、Vシェイプ成型仕上げにしてもらいました。

フロント部分が垂直に立ち上がった非常に美しいシルエット、

シャープであり流線形のフォルムは力強くてとても上品なデザイン。

最初から成型されているので、

オープンクラウンに比べて、かぶりやすいハットに仕上がっています。

(最初はしっかりと形が成型されていますが、使っていくと徐々にやわらかくなり、

自分の頭の形に馴染んだ丸みのあるシルエットに育つのもいいですね。)

 

グレーとブラックの2色展開。

かぶり心地もシルエットはもちろん、ディティールも非常にいい雰囲気で仕上がっていると思います。

 

このサンプルを見て社内スタッフが個人的な購入計画を立てていました。

このアイテムは今年の秋頃に

ステットソンの箱に入れての販売を予定しています。

今から発売が非常に楽しみです。

 

 

【HIDEHIRO NISHIJIMA】

 

 

 

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